「徘徊高齢者」対策、爪に貼るQRコード入りシール提供
2016年12月17日 11:10
あるAnonymous Coward 曰く、 埼玉県入間市が、「徘徊高齢者」の身元を特定するため、QRコードが入った「爪に貼るシール」の提供を開始している(入間市の「徘徊SOS支援事業(身元確認支援サービス)」ページ、日経新聞、ギズモード・ジャパン、産経新聞)。
このシールは1cm四方サイズで、QRコードには入間市の名称及び市役所の電話番号、利用者の身元特定番号が記録されているとのこと。また、靴のかかとに貼るシールや同じQRコードが入ったキーホルダーも配布しているそうだ。また、日高市も同様のシステムも導入するという(東京新聞)。日高市では、徘徊高齢者を見つけた人がQRコードを読み取るとその家族に連絡メールが送信されるというシステムも導入するそうだ。
田舎でも徘徊老人が行方不明になったまま見つからないといった話をよく聞くので、こういうのもアリかなとも思うのだが、海外ではそうではないようだ。このニュースは海外でも報じられ、Slashdotにもタレコまれているが反応は厳しい内容が多い。例えば、キリスト教徒的には許されない(獣の数字的なことらしいがよく分からない)。荷物扱い、猫や犬のようだ、タトゥーのほうが消えないなどのコメントが見られた(TheJapanTimes)。
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