米デトロイトモーターショーで新型「レクサスLS」をワールドプレミア
2016年12月14日 11:52
トヨタは、年明け1月に米デトロイトで開幕する、2017年北米国際自動車ショー(デトロイトモーターショー2017「North American International Auto Show 2017」:2017年1月9日~10日プレスデー、一般公開日は1月14日~22日)において、フラッグシップセダンの新型「レクサスLS」をワールドプレミアすると発表した。
レクサスLSは初代から3代目までは日本でも「トヨタ・セルシオ」として販売されたモデルだ。2006年から国内でもレクサス・ネットワークを展開し、4代目LSとして導入した。その後、2013年にマイナーチェンジを実施、今回11年ぶりのフルモデルチェンジとなる。
LSは米レクサス・ブランド初のモデルとして1989年にデビューし、低燃費でありながらパワフルな走りと優れた快適性、高い加速性能と圧倒的な静粛性など、相反する要素を両立したモデルとして人気を博し、高級車の常識を覆すエポックメイキングなモデルとして、レクサス・ブランドを牽引した。
新型LSは2017年春に発売を予定しているクーペ「レクサスLC」と同様に、新「GA-L(Global Architecture-L)」プラットフォームを採用している。セダンとしての十分な居住性を確保しながら、クーペのようなシルエットを実現した。また、先進的な技術を多く装備しているという。
公開された透視写真からは外観の全体像は掴みにくい。が、レクサス・ブランドの特徴である「スピンドルグリル」を採用。レクサスが2015年10月の東京モーターショー2015に出品したFCVのコンセプトカー「LF-FC」の酷似していることがわかる。前後のサスペンションはエアサスであると思われること、左右2本に分かれた排気系を持つことなどが見て取れる。
レクサスLSについては、さまざま噂がながれ、パワートレインは5リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、最高出力620psを叩き出すともいわれている。もちろん、従来モデル同様にハイブリッドモデルをラインアップする。また、発表する新型は、世界初のミラーレス車かも知れない、との噂も飛び交っている。(編集担当:吉田恒)