NY原油:小幅続伸で52.98ドル、IEAは17年上期に供給不足に転じる見通しを示す
2016年12月14日 07:01
*07:01JST NY原油:小幅続伸で52.98ドル、IEAは17年上期に供給不足に転じる見通しを示す
NY原油は小幅続伸(NYMEX原油1月限終値:52.98↑0.28)。高値は23時15分の53.30ドル、安値は0時36分の52.35ドル。国際エネルギー機関(IEA)は、世界の石油市場が17年上期に供給不足に転じる見通しを示した。石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国による減産合意が要因とのこと。
ただ、IEAは日量3270万バレル前後に減らし同水準を維持するのに十分な減産を実施した場合にのみ実現するとしている。実際に減産ができるかどうか、一部では懐疑的な見方も残っており、原油価格の上値は重くなった。
日足チャートでは、マドを伴う急騰後、長い上影(上ひげ)を残している。年初来高値圏でやや荒い値動きとなりそうな状況にある。《MT》