乳児に卵を少しずつ摂取させ卵アレルギー防止という研究結果発表

2016年12月12日 17:05

 乳児に少量ずつ卵を摂取させることで卵アレルギーを防止できるという研究結果が公表された(読売新聞朝日新聞NHK)。

 生後4~5か月にアトピー性皮膚炎と診断された乳児は食物アレルギーになりやすいそうだが、そういった乳児に生後6か月から1歳までの間、毎日少量のゆで卵の粉末を与えたところ、アレルギーの発症を大幅に抑えることができたという。また、重い副作用はなかったという。

 赤ちゃんによる卵アレルギーの発生は比較的多いとされており、そのため乳児に卵を与えないケースも多いようだが、少しずつ摂取させることでアレルギーを減らせる可能性があるようだ。

 スラドのコメントを読む | 医療

 関連ストーリー: スギ花粉症緩和米の臨床研究が開始される 2016年10月28日 爪噛みや指しゃぶりはアレルギーを防ぐ? 2016年07月16日 金属アレルギーの原因は金属ナノ粒子、という研究結果が発表される 2016年06月13日 Unicode規格に食物アレルゲンを示す絵文字の追加が提案される 2015年08月01日 東京大学、食物アレルギーの悪化を防ぐ物質を発見 2015年07月25日

関連記事

最新記事