損害保険各社、自動ブレーキ搭載車の保険料を引き下げへ

2016年12月12日 17:11

 損害保険会社の業界団体である損害保険料算出機構が、自動ブレーキ搭載車に対する保険料基準を9%引き下げると発表した(損害保険料算出機構の発表PDFNHK時事通信)。

 自家用車については「形式」によって保険料算出の基準となる「参考純率」が異なるが、2018年1月1日以降、「発売後約3年以内の形式」について、衝突を察知して自動的にブレーキをかける「衝突被害軽減ブレーキ」搭載車の参考純率を9%割り引くという。これにより、自動ブレーキ搭載車の自動車保険料が下がる見込み。

 自動ブレーキ搭載車は事故のリスクが下がるという保険実績が確認されるいっぽう、「形式別」の参考純率では発売されたばかりの車種のリスクは正確に評価できていないことから、自動ブレーキ搭載車はリスクを正確に評価できるまでの間純率を下げるという運用になるという。

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