ガーリッシュナンバー 第7話「やじうま千歳と授業参観」【感想レビュー】

2016年12月11日 13:42

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

  万葉の東北なまりに萌え、今回もどれくらい披露してくれるのか楽しみにしている、てる吉です。さて、第7話のあらすじと感想にいってみましょう。

■ガーリッシュナンバー 第7話「やじうま千歳と授業参観」


  千歳と百花は、酔いつぶれて歩くことができない万葉を自宅まで送る。だが、家には万葉の母親が来ていた。水着姿の娘を見て、心配になって山形からはるばるやってきたそうだ。

 そして、なんと現場にも足を運んできてしまう。授業参観みたいに落ち着かない雰囲気の中始まる収録。果たして、どんな収録になってしまうのか?

■万葉と母のやり取りにほっこり


  酔った万葉を自宅まで送り届ける千歳と百花。何やらなまりで独り言をぶつぶつ呟く万葉様、めっちゃ可愛いです。鍵がないと言う万葉だが、誰かが中から鍵を開ける。そこには母親が立っていた。どうやら、水着撮影の映像を見て心配になって来たらしい。ベッドで1人横になりながら、親子の会話をする万葉様にほっこり。普段大人びていますが、子供っぽい一面を見れて大満足です。来客用の湯飲みは、どうせ友達も来ないから置いてないと言う万葉。なんなら私が行っても・・・。そんな2人の様子を見て、ちょっぴり羨ましそうな百花。確かに、前回の話では百花親子に確執があったように思えましたもんね。

  クースレの配信番組を撮影する現場。万葉が驚いた表情で見つめるその先には、母親の姿が。すぐさま母のもとへ駆け寄り、顔を真っ赤にしながら「何しに来たのよ!?」と、邪魔者扱いする。分かりますよ、照れてるんですね。いつも通りにマネージャーに怒りの矛先が。相変わらず苦労してそうだ。問題児の九頭Pが挨拶に。カッコつけて自己紹介しないで下さい(笑)。思わず吹き出してしまいました。お菓子を用意していたり、気配りを忘れない母。それを配るよう言われる万葉だが、恥ずかしいと頑なに拒否する。私も恥ずかしくて早く帰ってくれと思ってしまいますね。でも、恥ずかしさの中に有難さも少しあったりと、複雑な心境になりそう。百花は「いいお母さんじゃない」と羨望の眼差しで見つめる。

  番組収録の本番。ファン達から寄せられたメールに答えていくコーナー。「クンバンスー」って挨拶めっちゃ面白すぎる(笑)。「このクソ挨拶慣れないなー」って心中の千歳の気持ちに初めて共感できた。ウインクしながら百花とハートマークを作る万葉様、マジ天使。でも、母に視線を移した途端に赤面して俯くところが愛らしい。うーん、私だったら集中できないな・・・。「どうして声優になろうと思ったのか?」というメールで、万葉は、役者がやりたくて、芝居もアニメも好きだから、他に理由はないとキッパリ。「いくら好きでも、やりたくても、理解のある人はいなくて、やりたいことができる環境じゃ・・・」とキツい雰囲気で話す。スタッフのおかげで、なんとか優しく語りかけることができた万葉。悩みって人それぞれ違うものですよね。

  収録が終わり、2人で会話をする万葉親子。だが、突然携帯を取り出したかと思えば、お父さんに電話を繋げていた。水着の件で一番心配をしていたのはお父さんだから、声を聞かせてあげてと言うが、話すことなんて何もないと拒否。仕方なく携帯を切ろうとしたその時、まさかの九頭Pが登場! うわー、絶対に来ちゃいけないヤツが来てしまいました。案の定、「万葉ちゃんにお世話になってるのは、俺だけじゃなくて全国の青少年も」とか、「少年と大人達に夢と希望と慰めと与えてくれる、特に胸元の存在感とか」と、爆弾発言の嵐。万葉本人もえげつない表情で九頭Pを見つめている。これはヤバい、お父さん死ぬほど怒ってるに違いない! 予想通り、現場の責任者である十和田に電話が。土下座をして謝る十和田と、焦りまくって九頭Pに迫るマネージャー。あー、これ大変なことになりそう。

ガーリッシュナンバー 第7話「やじうま千歳と授業参観」

画像引用元:©Project GN/ガーリッシュ ナンバー製作委員会

  「忙しいなら電話でも良かったのに」と言う万葉に、「顔を見るから分かることだってある。親だもの」と優しく返す母。深い言葉ですね。本当に娘思いのいいお母さんだ。万葉様も何だか嬉しそうだ。山形に帰っていく母、そしてそれを見送るみんな。まさか、このアニメにこんなにもほっこりするとは、当初は思いもしませんでした。山形の父親に謝罪をしに行こうと、マネージャー、十和田、万葉の3人で話し合う。だが、そこにまたしても九頭Pが割って入ってきて・・・。って、あんたも行くんかい! あんたが行ったら謝罪どころじゃなくなるでしょうが(笑)。しかも、それに便乗するかのように千歳も行くとか言い張るし。いや、クズ同士共鳴し合わないでくださいって。「っしゃあ温泉きたおらぁー」とか本音ダダ漏れですよ千歳さん。

  万葉と京が2人で飲みながら語り合う。実家に5年も帰っていないと言う万葉。二度と戻らないつもりで東京に出てきたそう。万葉と父親の間にも結構なしがらみがありそうですね。この2人が飲んでるだけで凄く絵になります。さすが大人の貫禄といったところか。千歳達には絶対に出せない雰囲気だ。

  当然のように悟浄に山形行きを反対される千歳。「仕事のないクソザコ新人だから、一生暇なんだよ」と言い訳をするが、よく自分でそんなことを言ってて悲しくならないものだ。

 山形行き当日。マネージャーと万葉が新幹線乗り場へと向かう。すでに九頭Pと十和田が待っている。そしてなんと、2人の後ろからひょっこり現れたのは百花だった。

■万葉様の喜怒哀楽を堪能できる回だった!


  今回見所は、何と言っても万葉様と母親のやり取りですよね。母が娘の仕事場に足を運ぶ。だが、年頃の彼女は恥ずかしさのあまり鬱陶しく思う。その不満をマネージャーや本人にぶつける。仕事では笑顔を見せるが、母がいる現実を思い出して赤面したり。かと言って、本当に嫌なわけではなく、母が帰るときにはちょっぴり寂しそうな表情を見せたりと、感情豊かな万葉様を見ることができました。大人なイメージが強かったのですが、これを見て彼女の幼い部分も垣間見ることができ、新たな一面を発見できた気がして、個人的にはとても嬉しく思いました。それと同時に、親子って素敵だなとしみじみ思ったり、色々考えさせられる回となりました。

 ですが、そればかりではなく、九頭Pが今までにないくらいの大失態をやらかしてくれたりと、腹の底から笑わせてくれました。

 次回は、万葉様の実家に帰るお話ですが、おそらく今回よりも更に温かい話になりそうな予感。今から楽しみです!

  原作:渡航       監督:井畑翔太       出演:千本木彩花、本渡楓、石川由依、鈴木絵理、大西沙織       製作:ディオメディア      公式サイト:http://www.tbs.co.jp/anime/gn/

(あにぶ編集部/てる吉)

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