豊洲駅前を再開発 - ららぽーとやオフィス、新たな商業施設が一体に
2016年12月8日 19:32
東京・江東区の豊洲二丁目駅前地区の再開発。2020年までに、すべてが竣工予定だ。
■オフィス、商業、ホテルが一体に
「豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」は、オフィス機能を中心としたミクストユースの大規模再開発。2015年6月には江東区豊洲シビックセンター、2016年11月には東京消防庁深川消防署豊洲出張所が竣工し、2016年12月にはAC棟が着工する。
最先端の機能を備えたオフィスに加え、隣接する「アーバンドック ららぽーと豊洲」の機能を拡大する商業ゾーン、ホテルゾーンを設けるほか、「電気」と「熱」の供給を行うエネルギーセンターを設置。災害時にも最小限の被害で、早急な復興を実現できるような都市の実現を目指している。
機能性はもちろんのこと、周辺エリアとの一体性やさらなる賑わい創出にも考慮しており、計画地内における緑地空間や広場空間を整備。隣接する豊洲公園へのブリッジやららぽーと豊洲へのダイレクトアクセスを可能とするデッキを整備するなど、周辺エリアとの回遊性・ネットワークをも意識している。
■本計画の主要施設
■オフィス
オフィスは、基準階専有面積が約3,300m²(約1,000坪)という、大規模フロアプレートを実現。ダイバーシティ化の進展に合わせ、オフィスも自由度の高いものに。外部テラスや吹き抜け空間、スケルトン天井などをイニシャルで用意する区画を設けている。また共用スペースには、オフィスワーカー同士の交流や健康、利便等に資する仕掛けを導入する予定だ。
■商業施設
オフィスワーカーを始め、隣接するららぽーと豊洲の利用者などのニーズに応える、オシャレな飲食店やカフェ、気軽に利用出来る食物販、イートインなどを設置。すでに営業しているららぽーと豊洲との共存を図った、魅力的な店舗構成を目指す。
■ホテル
ホテルゾーンは、2016年12月に着工したA棟の上層部(33〜36階)に設置。客室数は約225室。「アーバンスカイホテル〜海と天空がもたらす非日常〜」というコンセプトのもと、ビジネス需要のみならず、銀座エリアや湾岸エリアを訪れる観光客でも利用しやすい非日常空間を提供する。東京湾岸エリアの大パノラマが一望できる立地を生かし、スカイロビーやビューバスを設けた客室プラン、スカイテラス付きレストラン、最上階にはスパ(大浴場)等の設置を計画している。
■【概要】
豊洲二丁目駅前地区第一種市街地再開発事業計画地:東京都江東区豊洲二丁目15-12
竣工:2020年度下期
代表施工者:三井不動産株式会社
設計・施工:大成建設株式会社
事業地区:東京都新宿区四谷一丁目50番地ほか
敷地面積:AC 棟敷地:約 19,100㎡、2-1街区敷地:約 27,800㎡
延床面積:約259,000㎡
建物高さ:約180m
スケジュール:
・AC棟着工 2016年12月1日
・B棟着工 2017年12月
・AC棟竣工 2020年4月
・ホテルオープン 2020年6月下旬
・商業施設オープン 2020年度上期
・B棟竣工 2020年度下期