【注目銘柄】ジェイエスエスは年初来高値に接近、17年3月期増収増益・増配予想で増額余地
2016年12月6日 09:18
スイミングスクール運営のジェイエスエス<6074>(JQ)に注目したい。17年3月期増収増益・増配予想である。リオ五輪効果などで第2四半期累計が計画超だったことを考慮すれば、通期予想に増額余地がありそうだ。株価は3月の年初来高値に接近している。これを突破すれば13年IPO直後の上場来高値が視野に入る。
17年3月期の非連結業績予想は、売上高が16年3月期比5.5%増の84億92百万円、営業利益が同7.7%増の4億80百万円、経常利益が同4.5%増の4億70百万円、純利益が同8.0%増の3億08百万円としている。配当予想は同5円増配の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。既存事業所において子供会員数が増加基調であり、会員定着率改善、新規出店、商品販売拡大も寄与して増収増益・増配予想である。
通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は売上高が49.3%、営業利益が48.1%、経常利益が43.2%、純利益が41.2%だが、期初時点で下期偏重の利益計画であり、第2四半期累計が所属選手のリオ五輪出場効果も寄与して計画超だったことを考慮すれば、通期予想に増額余地がありそうだ。
株価は高値圏1000円台で推移して3月の年初来高値1100円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドの形だ。上値を試す展開だろう。そして3月高値1100円を突破すれば、13年IPO直後の上場来高値1235円が視野に入る。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)