日露関係「一歩一歩前進させたい」、安倍首相

2016年12月6日 08:20

 安倍晋三総理は5日の政府与党連絡会議であいさつし、日露首脳会談について「15日に、ロシアのプーチン大統領を山口県にお迎えする。静かな雰囲気の中で、首脳同士、胸襟を開いて率直に議論し、平和条約締結交渉を前進させたいと考えている」とした。

 安倍総理は「1回の会談で解決できるような簡単な問題ではないが、高齢化されている元島民の皆様のお気持ちをしっかり胸に刻んで、プーチン大統領との信頼関係の下に、着実に一歩一歩前進させていきたい」と北方四島の帰属問題等、重要・難題課題だけに、一歩一歩前進をみる機会にしたいとの思いを滲ませた。

 また安倍総理は、国会会期の延長に関して「TPPや年金制度改革法案などの審議が進められている。これらの法案成立に向け、国民の皆様に丁寧な説明を尽くしてまいりたい」とした。

 また、南スーダンPKO活動に関して「今月12日より、(駆けつけ警護など)新たな任務を付与した自衛隊施設部隊の活動が始まる。15日にはUNMISS(国連南スーダン共和国ミッション)のマンデートの更新時期を迎えるなど、重要な動きが続く。政府としては今後とも、現地情勢や国連安保理の動きを、緊張感をもって注視し、要員の安全確保に万全を期していく」と強調した。(編集担当:森高龍二)

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