【注目銘柄】ハウスコムは年初来高値更新して15年高値に接近、17年3月期業績予想に増額余地
2016年12月5日 17:00
賃貸仲介のハウスコム<3275>(JQ)に注目したい。大東建託<1878>の賃貸仲介子会社で17年3月期増収増益予想である。第2四半期累計は計画超の大幅増益となった。そして通期予想にも増額余地がありそうだ。株価は年初来高値を更新して15年7月の上場来高値に接近している。好業績を評価して上値を試す展開だろう。
17年3月期の非連結業績予想は、売上高が16年3月期比7.1%増の99億66百万円、営業利益が同5.8%増の8億54百万円、経常利益が同1.7%増の10億96百万円、純利益が同5.5%増の6億65百万円としている。
本社施設移転費用等の発生を考慮して期初計画を据え置いたが、第2四半期累計は減益予想から一転して大幅増益で着地した。不動産賃貸仲介事業および仲介関連サービス事業が伸長し、人件費増加の抑制も寄与した。通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画であり、通期予想にも増額余地がありそうだ。
株価は年初来高値更新の展開となり、15年7月の上場来高値2159円に接近している。日足チャートで見ると25日移動平均線がサポートラインとなった。また週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。指標面に割高感はなく、好業績を評価して上値を試す展開だろう。15年7月高値を突破すれば上げ足を速める可能性がありそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)