【注目銘柄】ネクステージは自律調整一巡して上値試す、16年11月期大幅増益予想で17年11月期も収益拡大期待
2016年12月5日 11:21
中古車販売大手のネクステージ<3186>(東1)に注目したい。9月30日、16年11月期は増額修正して大幅増収増益予想である。17年11月期も収益拡大が期待される。連結業績予想の増額修正を発表した。株価は上場来高値更新の展開だ。目先的にはやや過熱感もあるが、好業績を評価する流れに変化はないだろう。
16年11月期連結業績予想(9月30日に増額修正)は、売上高が15年11月期比36.3%増の860億円、営業利益が同65.5%増の21億円、経常利益が同52.9%増の20億50百万円、純利益が同42.6%増の12億円としている。
中古車販売市場は厳しい事業環境だが、在庫回転率の改善、ローコストオペレーションや1人当たり生産性向上への取り組み、既存店に買い取り拠点を併設することによる出店コスト抑制、既存店4店舗の「SUV LAND」への業態転換、整備収益の強化などの施策が奏功し、販売単価の上昇や販売台数の増加が計画超となったようだ。そして17年11月期も収益拡大が期待される。
株価は10月12日の上場来高値1942円から利益確定売りで反落したが、大きく下押すことなく、地合い悪化も影響した11月9日の直近安値1407円から切り返している。そして12月1日には1780円まで上伸して10月高値に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。好業績を評価する流れに変化はなく、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)