『地球に落ちて来た男』デヴィッド・ボウイ初主演作、誕生日と命日に追悼上映
2016年12月4日 20:53
デヴィッド・ボウイ初主演映画『地球に落ちて来た男』の追悼上映が決定。彼の誕生日(1月8日)と命日(1月10日)を含む期間に、全国で上映される。
2016年1月10日、この世を去ったデヴィッド・ボウイ。その2日前に69歳の誕生日を迎え、2年ぶりのアルバム『ブラックスター』を発表したばかりだった。美しき孤高のロック・スターは、俳優としてもスクリーンで異彩を放つ存在で、『地球に落ちて来た男』は彼の初主演作だ。ウォルター・テヴィスの同名SF小説を実写化した本作で、新天地を求めて地球に降り立った美しき宇宙人役を演じている。
監督のニコラス・ローグも、初監督作品『パフォーマンス』(1970年)ではミック・ジャガーを、『地球に落ちて来た男』の次作『ジェラシー』(1979年)ではアート・ガーファンクルを主演に迎えるなど、ミュージシャンの身体を映画の中心に置いてきた異色の存在だ。
当初、この映画のための曲も用意していたというボウイ。しかしあくまでも俳優としてのデヴィッド・ボウイを必要としていた監督のニコラス・ローグの意向もあり、演技に全力を注ぐことに。そのボウイの代わりに、ママス・アンド・パパスのリーダー的存在であったジョン・フィリップスが音楽を担当している。
また、本作の劇中では、ルイ・アームストロング「ブルーベリー・ヒル」、ロイ・オービソン「ブルー・バイユー」、アーティ・ショウ「スターダスト」など、懐かしの名曲が印象的に挿入されている。
今は亡き偉大なロックスターに思いを馳せながら、是非大スクリーンで本作を鑑賞してみてはいかがだろう。
【上映情報】
『地球に落ちて来た男』追悼上映
出演:デヴィッド・ボウイ、リップ・トーン、キャンディ・クラーク、バック・ヘンリー、バーニー・ケイシーほか
監督:ニコラス・ローグ
脚本:ポール・メイヤーズバーグ
原作:ウォルター・テヴィス
音楽:ジョン・フィリップス、ツトム・ヤマシタ
撮影:アンソニー・B・リッチモンド
原題:The Man Who Fell To Earth
1976 年/イギリス/カラー/139分/デジタル © 1976 Studiocanal Films Ltd. All rights reserved.
■追悼上映 場所・日程
東京 シネマート新宿 2017年1月7日(土)〜1月13日(金)
水戸 CINEMA VOICE 1月9日(月)〜1月14(土)
高崎 シネマテークたかさき 1月7日(土)〜1月13日(金)
横浜 横浜シネマリン 1月7日(土)〜1月20日(金)
新潟 シネ・ウインド 1月7日(土)〜1月13日(金)
松本 松本 CINEMA セレクト上映会 1月8(日)〜1月10(火)
浜松 CINEMA e_ra 1月7日(土)〜1月13日(金)
金沢 シネモンド 1月7日(土)〜1月13日(金)
名古屋 名古屋シネマテーク 1月10日(火)〜1月13日(金)
京都 京都みなみ会館 1月7日(土)〜未定
大阪 シネマート心斎橋 1月7日(土)〜1月13日(金)
神戸 神戸アートビレッジセンター 1月予定
豊岡 豊岡劇場 1月10日(火)〜1月15(日)
広島 横川シネマ 1月8日(日)〜1月14(土)
尾道 シネマ尾道 1月予定
松山 シネマルナティック 1月7日(土)〜1月13日(金)
佐賀 シアター・シエマ 1月予定
大分 シネマ 5bis 1月10日(火)
熊本 Denkikan 1月7日(土)〜1月13日(金)
宮崎 宮崎キネマ館 1月10日(火)
鹿児島 ガーデンズシネマ 1月7日(土)〜1月10日(火)
沖縄 桜坂劇場 1月7日(土)〜未定