「大英自然史博物館展」上野・国立科学博物館で
2016年12月4日 21:04
「大英自然史博物館展」が東京・上野の国立科学博物館にて開催される。会期は、2017年3月18日(土)から6月11日(日)まで。
ロンドンに位置する大英自然史博物館。世界で最も優れた博物学標本のコレクションが所蔵されており、それを一目見ようと毎年500万人が訪れるイギリス屈指の人気観光地だ。
本展は、そんな貴重なコレクションが博物館の外を出る初めての世界巡回展で記念すべき最初の展覧会だ。人類の歴史をめぐる、動植物や化石、岩石および鉱物などの8000万点に及ぶ膨大なコレクションから選りすぐりの約370点を展示。そのほとんどが日本初公開だ。さらに会場では、様々な映像が上映されるので、科学知識や歴史の流れを捉えながら楽しめる。
生命の科学や、歴史的な事件、大英自然史博物館の歴史に関する資料や標本を、時には人類が誕生する以前の時代にまで遡り紹介。人智を超えた途方もなく壮大な歴史を実際に自分の目で見て、学んで、感じることができる。
なかには、私たち人類や動物といった生命をめぐる科学史を塗り替えた標本も。生命の進化論を唱えたチャールズ・ダーウィンの「種の起源」の直筆原稿が登場。また、進化論を証明する決定的な根拠となった、鳥と恐竜の中間的な生物「始祖鳥」の化石も展示される。
さらに、それが手に渡ったものには必ず不幸が訪れるとされた「呪われたアメジスト」や、1910年代にピルトダウン人の人骨であると捏造して、人類史における大捏造事件となった実際の人骨も登場。社会を騒がせた不可思議な事件や嘘を紹介する。
その他、長年博物館に保管され、数十年ぶりに日本に帰ってくる、日本の絶滅動物標本や鉱物標本なども展示。さらに博物館の成立に大きく貢献した人物たちを軸に、その歴史を知ることができるコーナーも用意している。
【詳細】
大英自然史博物館展
会期:2017年3月18日(土)〜6月11日(日)
会場:国立科学博物館
住所:東京都台東区上野公園7-20
開館時間:9:00〜17:00 (金・土曜日は20:00まで。4月30日(日)〜5月4日(木)は18:00まで)
※入館は各閉館時間の30分前まで。
※開館時間、休館日等を変更する場合あり。最新の情報については公式サイト等を要確認。
休館日:3月21日(火)、4月10日(月)、17日(月)、24日(月)、5月8日(月)、15日(月)、22日(月)、29日(月)
※開館時間、休館日等を変更する場合あり。
入場料:一般・大学生 1,600円 / 小・中・高校生 500円