新幹線をトップセールス、シンガポール・タン大統領との会談で
2016年12月2日 13:06
安倍晋三総理とシンガポールのトニー・タン・ケン・ヤム大統領との首脳会談が1日行われ、安倍総理は外交関係樹立50周年という節目の年を迎え、タン大統領夫妻の訪日を契機として,次の半世紀に向け,日本とシンガポールの関係を更なる高みへと引き上げたいと両国関係がより、緊密になることを期待した。
また、晩餐会では「2015年のシンガポールからの訪日者数は約30万人」となったとし「シンガポール人の10人に1人が訪日している計算になる。10年後にはシンガポール人全員が日本を訪問していることになるだろうと思います」とユーモアを交えてあいさつした。
首脳会談で安倍総理は両国の陸・海・空の運輸・インフラ分野での協力強化のため、本年度中に開催する関係省庁次官級協議で具体的に議論させたい。両国協力の象徴として高速鉄道事業計画において日本の新幹線が導入されることを強く期待する」とトップセールスした。
タン大統領は「日本はシンガポールにとって貿易・投資面で重要なパートナーである,日本の新幹線の技術を高く評価する」と応じた。
またTPPの早期発効に向けて両国が協力することや対北朝鮮で国際社会が連携し、圧力を強化する必要性を確認した。(編集担当:森高龍二)