【注目銘柄】インターアクションは自律調整一巡して上値試す、17年5月期通期業績予想増額の可能性
2016年12月1日 10:16
インターアクション<7725>(東2)に注目したい。主力の検査用光源装置の受注が好調で、17年5月期大幅増収増益予想である。大型案件も寄与して通期増額の可能性があるだろう。株価は11月21日の年初来高値から一旦反落したが、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。
17年5月期連結業績予想は売上高が16年5月期比22.9%増の62億42百万円、営業利益が同27.7%増の5億97百万円、経常利益が同26.6%増の5億61百万円、純利益が同28.3%増の3億98百万円としている。
主力の半導体メーカー向けCCD(電荷結合素子)およびC-MOS(相補性金属酸化膜半導体)イメージセンサー検査用光源装置、さらに海外液晶パネルメーカー向け精密除振装置が好調だ。自動運転に使用されるカメラ関連の受注も増加傾向のようだ。
第1四半期業績発表時の10月12日に第2四半期累計業績予想と期末配当予想の増額修正を発表している。半導体・液晶関連の設備投資は高水準であり、大型案件の受注も寄与して通期業績予想は増額の可能性が高いだろう。
株価は11月21日の年初来高値683円から利益確定売りで一旦反落したが、大きく下押す動きは見られず高値圏600円台で推移している。自律調整の範囲だろう。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって上昇トレンドだ。好業績を評価する流れに変化はなく、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。14年8月高値924円も視野に入りそうだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)