ナノ技術を使った新たなスーパーキャパシタ

2016年11月30日 12:09

 昨今、急速充電が可能な新たな二次電池として「スーパーキャパシタ(電気二重層コンデンサ)」が注目されている。スーパーキャパシタはコンデンサの一種であるため短時間で充放電が可能で、また充放電による劣化が少ないとされている。一方で現時点では蓄えられる電力が少ないといった問題があり、まだ既存の蓄電池を置き換えるには至ってないが、このたび高エネルギー密度を実現できるという新技術が開発されたそうだ(ACS Nano掲載論文GIGAZINEEngadget)。

 今回開発された技術は、ナノサイズのワイヤに2次元的な金属素材を巻き付けた円筒をキャパシタとして使用するもの。これにより、微細なキャパシタを高密度に実装して高いエネルギー密度を実現できるようだ。ただしまだ実証実験段階であり、直ちに製品化できるというものではないという。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | 電力

 関連ストーリー: Google曰く、Androidでサードパーティ製の高速充電技術は使うな 2016年11月16日 既存のリチウムイオン電池やキャパシタよりも優れた全固体型セラミックス電池が開発される 2016年03月24日 新型Nexusがワイヤレス給電 Qi 対応をやめた理由 2015年10月03日

関連記事

最新記事