【注目銘柄】ヒューマンホールディングスは自律調整一巡して上値試す、17年3月期2桁増収増益予想で増額余地

2016年11月28日 16:29

 人材関連サービスを展開するヒューマンホールディングス<2415>(JQ)に注目したい。17年3月期第2四半期累計は大幅増益だった。通期も2桁増収増益予想で増額余地がありそうだ。株価は10月の年初来高値から反落したが、自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。

 11月11日発表した17年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績は、売上高が前年同期比9.6%増の367億36百万円、営業利益が同34.9%増の12億円、経常利益が同27.0%増の12億62百万円、純利益が同21.3%増の6億81百万円だった。

 主力の人材関連事業が同12.1%増収で同2.4倍増益、および教育関連事業が同7.3%増収で同18.7%増益と好調に推移した。幅広い業種で人材需要が増加し、前期に実施した連結子会社間の事業統合による費用効率化も寄与して、計画を大幅に上回る増益だった。

 通期の連結業績予想は売上高が前期比10.6%増の763億71百万円、営業利益が同21.4%増の22億87百万円、経常利益が同10.8%増の23億35百万円、純利益が同35.6%増の14億42百万円としている。人材関連事業の好調が牽引して2桁増収増益予想である。

 通期会社予想に対する第2四半期累計の進捗率は、売上高が48.1%、営業利益が52.5%、経常利益が54.1%、純利益が47.2%である。通期予想に増額余地がありそうだ。

 株価は10月25日の年初来高値1715円から利益確定売りで反落し、さらに第2四半期累計業績発表を機に目先的な売りが優勢になる場面があったが、その後は切り返しの動きを強めている。週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から切り返してサポートラインを確認した形だ。自律調整が一巡して上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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