日韓両国政府の迅速な情報交換に期待、稲田防衛相

2016年11月26日 17:31

 稲田朋美防衛大臣は25日の記者会見で、日韓両国で軍事情報包括保護協定(GSOMIA)を締結した意義について「今年に入って北朝鮮の核実験2回、また、ミサイルの発射も20発以上ということで、非常に脅威が高まっていると思う」と背景を語った。

 そのうえで「日韓が協力していくということは非常に重要だというふうに思いる。GSOMIAの締結はずっと懸案だったわけであり、締結により、日韓両国政府間で交換される情報が適切に保護され、日韓政府間でさらに円滑かつ迅速な情報交換ができるというふうに期待している」と語った。

 また、稲田防衛大臣は、記者団から北朝鮮を巡って、来月、金正恩委員長の就任後の記念に当たる月でもあるので挑発行動の懸念が高まるのではないかという指摘もあるが、兆候や今後の可能性についてはどうかと聞かれ「その点も含め、常に緊張感をもって情報収集、また、警戒監視に努めている」と答えた。(編集担当:森高龍二)

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