アニメでテイルズへ!初めてテイルズオブシリーズを遊ぶならコレ!
2016年11月23日 09:34
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
前クールに放送され、第二期の放送も発表されているTVアニメ、『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』。このアニメを見てテイルズに興味を持った方もいるのではないかと思います。
けれど、テイルズオブシリーズは数が多いですからね。しかも、作品ごとに雰囲気も戦闘システムもぜんぜん違うんです。それで尻込みしてしまっている人もいるかもしれません。もしくは、「やってみたんだけどなんか思っていたのと違ったなあ」と感じた方もいるかも?
けどそれ、もったいないです。テイルズオブシリーズを長くプレイしている人でも、結構作品の好き嫌いは分かれるんです。一作プレイしたくらいでは、まだまだテイルズオブシリーズは語れませんよ。
というわけで、ここで異なるシステムや雰囲気を持った原作をいくつか、紹介していこうと思います。
■王道中の王道にして伝説の始まり――ファンタジア
テイルズオブシリーズの歴史は長く、第一作目となる『テイルズ オブ ファンタジア』はなんと1995年に発売されました。20年以上も昔です。本作はスーパーファミコン専用のソフトとして発売されていますが、ファンタジアを遊ぶのにこれを用意する必要はありません。PlayStation Portable用のソフトとして発売された、『テイルズ オブ ファンタジア なりきりダンジョンX』をプレイすればOKです。
こちらは戦闘システムを改善、フルボイス化した上に続編まで収録されたお得すぎる一作です。
戦闘システムはいわゆるワンラインタイプです。テイルズオブシリーズの戦闘システムで調べてみると、なにやら長い名前が出てきてよくわからない、と思う方もいるかもしれませんが、本作はそう難しいものではありません。簡単に言ってしまえば、上下左右に移動出来る一本のライン上で行うアクション戦闘です。近頃のテイルズオブシリーズは戦闘フィールドを360度自由に動き回れるため、少し自由度が足りないように感じるかもしれません。しかし、動きが制限されている分、回避やガード、技を発動するタイミングなどが重要で面白いのです。
ストーリーは王道路線です。凝った話よりいかにもファンタジーで王道!といった感じのRPGを楽しみたい方にもオススメの一作です。
■重く切ないテーマが人を選ぶけど、好きな人は凄い好き――リバース
数あるテイルズオブシリーズでも異色作とされているのが、この『テイルズ オブ リバース』。異なる二つの種族の対立を描いていて、種族差別問題や他シリーズと違い主人公の性格がやや暗かったりと、全体的に重い雰囲気があります。
また、戦闘システムも三本のラインを行き来するというこれまた珍しいシステムになっています。さらに、リバースには回復魔法らしい魔法もなく、攻撃をヒットさせることで回復させるという癖のある戦闘システムを用いています。そこが人を選ぶ理由なのですが、発売から10年以上経過した今でも根強いファンが存在する名作です。
種族の対立を描いているので、主人公側=正義、敵=悪というわけではないのですが、例外はいます。サレという男性の敵キャラクターが、両陣営をかき回す悪として出てくるんです。このサレ、見た目はイケメンだし声はかっこいいし、おまけにドSなんです。複数のテイルズオブシリーズのキャラが参戦するお祭りゲー、レディアントマイソロジーシリーズにも参戦するほどの人気っぷりです。
暗い、重いなんていいましたが、実はところどころに熱い展開が散りばめられてもいます。重いテーマをガッツリ味わいたい人だけではなく、男と男の熱い友情を感じたい人にもオススメの一作です。
■実は結構SF路線?シリーズ中1,2を争う迫力の戦闘システムが熱い――エクシリア2
2012年にPlayStation 3専用ソフトとして発売された、『テイルズ オブ エクシリア2』。戦闘フィールドを360度自由に動き回れるフリーラン式の戦闘システムです。前作、『テイルズ オブ エクシリア』のその後を描くストーリーになっていますが、ゲーム内であらすじを見ることが出来るため、こちらから遊ぶことも可能です。操作キャラクターが増えているだけでなく、戦闘システムもパワーアップし、とにかく派手でスピーディな戦闘が楽しめます。イージーモードも搭載されているので、アクションが苦手な人も安心です。
テイルズオブシリーズには古代文明として超科学技術が出てくることがあるのですが、エクシリア2は文明が進んでいて結構堂々と凄い技術が出てきます。ストーリーは本来の歴史(正史)とは異なる世界線(分史)を破壊していくというもの。死んだはずの友人がいる世界を壊す羽目になるなど、世界観を行き来しながら様々な人間関係が描かれていきます。
ヒロインが幼女で、その他の操作キャラクターにもロリ系のキャラクターがいたりと、結構あざといところを狙っても来ます。
とにかく戦闘を楽しみたい!もしくはSF要素に触れたい!という方にオススメの一作です。
■どんな困難も必ず乗り越える、頼もしすぎる主人公に惚れたいなら――グレイセスF
『テイルズ オブ グレイセス エフ』とは、Wii専用ソフトとして発売された『テイルズ オブ グレイセス』をよりパワーアップさせたPlayStation 3専用ソフトです。具体的には、後日談・新技・新カットイン等が追加されています。続編というわけではないので、『テイルズ オブ グレイセス エフ』の方だけをプレイすればいいです。設定されているジャンル名は「守る強さを知るRPG」。その名の通り、主人公のアスベル・ラントが大切なものを守るために奮闘する物語です。
アスベルは真面目で礼儀正しく、一度決めたことは貫き通す頼れる青年です。どちらか一方しか救えないような展開に陥っても、どちらも救ってしまうような、ある意味ではご都合的な展開かもしれませんが、最後まであがき絶対に諦めない有言実行マンなのです。
cvを担当している櫻井孝宏さんのイケメンボイスに、とにかくモーションがカッコいい抜刀術。こだわり抜かれた秘奥義の演出。惚れるなというのが無理なくらい、素晴らしいキャラクターです。ちなみにヒロインであるソフィのcvは花澤香菜さんが担当しています。
キャラクターだけでなく、シナリオ・戦闘・音楽ともども歴代テイルズオブシリーズの中でも評判の高い一作です。
■二つの世界を行き来する冒険感満載な大作――エターニア
『テイルズ オブ エターニア』とは、2000年にPlayStation専用ソフトとして発売されたシリーズ第3作目となる一本です。今から遊ぶのであれば、PlayStation Portable用に移植されたものをやるのがいいでしょう。
エターニアの舞台は空を堺に分けられた二つの世界、インフェリアとセレスティアです。異なる文化を持つ二つの世界を行き来しながら、物語は進行していきます。船を改造して医務室や宿泊室を設けたり、潜水艇や飛行艇で海底・空を探索し、ストーリーには関わってこない隠されたダンジョンやイベントを探すことも出来ます。キャンプも張れます。冒険感満載です。エターニアの世界には大晶霊(精霊のようなものです)が多く存在しており、彼らと戦って勝利することで契約を交わし力を得ることが出来ます。その大晶霊の中にも、本編には登場しないキャラクターがいて、同じように戦うことが出来るのです。
■アニメを見た人なら興味があるのでは?ゼスティリアの前日譚――ベルセリア
『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』にもちょっとだけ登場した、テイルズオブシリーズの最新作です。こちらはPlayStation 3とPlayStation 4の双方で発売されています。
さすが最新作と言うだけあって、とにかく戦闘が派手です。条件がそろうと秘奥義を八回連発コンボ!とかもできちゃいます。爽快感が味わえます。一部のキャラは特定の技を連打してるだけでも結構強いので、見た目の派手さの割にはアクションが苦手な方でも十分楽しめます。もちろん、難易度を上げればただ連打するだけでは通用しなくもなりますが。
ストーリーとしては、リバースと争えるくらいに重いです。ただ、主要メンバーの性格が明るいため、そこまで暗い印象は与えてきません。ゼスティリアの前日譚ですので、ここから初めても、なんの問題もないです。テイルズオブシリーズへの入り口としては一番入りやすい作品かもしれません。
とまあそんな感じですね。アニメ『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』第二期放送までの時間を、歴代テイルズオブシリーズを遊んで過ごすのはいかがでしょうか。
テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス 感想コラムのまとめ
(あにぶ編集部/星崎梓)
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