自衛官は戦闘員ではない、安倍首相
2016年11月22日 09:03
安倍晋三総理は自由党の山本太郎代表の質問主意書での質問に、自衛隊が軍隊にあたるかどうかについて「通常の観念で考えられる軍隊とは異なるものと考えているが、国際法上、一般的には『軍隊』として取り扱われるものと考えられる」と答えた。
また「UNMISSに参加する場合であっても他国軍隊と同様、軍隊として取り扱われるのが通例」とした。そのうえで「UNMISSにおいて、活動している自衛官は『戦闘員』ではない」とした。
また新任務での武器使用について「法令順守で適切に実施することとなっており、厳しい教育訓練を行っているので『誤って一般市民や民間人といった非戦闘員を殺傷してしまう事態』は極めて想定しにくいと考えている」と答えた。
山本代表は質問で「南スーダンPKOに軍事要員として派遣され活動している我が国の自衛隊は、国際法上『軍隊』であるか、また、南スーダンPKOに軍事要員として派遣され活動している自衛官は、国際法上『戦闘員』であるか、政府の認識を明確に示されたい」と質した。
また、山本代表は「自衛官が駆け付け警護に係る武器使用を行う際、当該武器使用によって、故意ではなく誤って一般市民や民間人といった非戦闘員を殺傷してしまう事態を政府は想定しているか、明確に示されたい」と質した。(編集担当:森高龍二)