機動戦士ガンダムSEED DESTINY、ザムザザーの魅力

2016年11月21日 17:32

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 ガンダムにおけるゲテモノ機体といえば何を思い浮かべるでしょうか。ザクレロ?サンドージュ?ドッゴーラ?人それぞれ思い入れのある機体は違うと思いますが、今回触れるのは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場するMA、ザムザザーです。

■モブキャラがパイロットなのに、ザムザザー はカッコいい!


  そのMAが初登場したのは、アニメ第12話。地球連合軍艦隊スペングラー級の有するMS部隊を相手に、苦戦を強いられていたザフト軍の惑星強襲揚陸艦ミネルバ。連合軍はミネルバにトドメを刺すべく、新型のMAを実践に投入します。それこそが我らのザムザザーです。

 「ザムザザーはどうした? あまりに獲物が弱ってからでは、効果的なデモが取れんぞ?」

 「身びいきかもしれんがね、私はこれからの主力はああいった新型のMAだと思っている」

 そんなやり取りのあとに登場したこのMA。パイロットはモブキャラなのですが、彼らの搭乗シーンがまずかっこいいんです。ザムザザーは巨大MAに分類される機体であるため、その操縦を三人で分担して行います。三人のパイロットが順にコクピットへ乗り込んでいくわけですが、最後の一人は遠心力をつけて足から飛び込むんです。

 その動きがまずかっこいい。そして、巨大MAらしく煙を吹かし、海面を大きく波立たせながら発進していく様がまたイカしてます。

■大印象はバッチリ決める、鉄壁の防御力を誇る漢 ザムザザー


  強キャラオーラをむんむん放ちながら戦場へと放たれるザムザザー。その機影を確認したミネルバのクルー達は、「あんなのに取りつかれたら終わりだわ」とその脅威を認めます。なんとしてもこのデカブツを早々に排除したいミネルバは、陽電子破砕砲 QZX-1「タンホイザー」を発射します。

 これは艦に備わっている太くて凄い破壊力のビーム砲だと思ってくれればいいです。海面を刳りながら突き進む光の本流は、ザムザザーに命中するなり大爆発を起こします。しかし、ザムザザーには効果がありませんでした。

 なんとザムザザーには、陽電子リフレクタービームシールド「シュナイドシュッツSX1021」というビームを弾くバリアが備わっていたのです。

■ガンダムを撃破寸前まで追い詰めている ザムザザー


 ――なんて火力とパワーだよ、コイツは!
 この時点ではまだ主人公をしていたシン・アスカが、インパルスガンダムでザムザザーに立ち向かいます。けれど、大型ビーム砲に加え、カニを思わせる巨大なクローをも持つザムザザーを前に、ガンダムですら押されてしまいます。もうダメかと思われた時、シンは初めての覚醒を果たし、圧倒的な戦闘スキルでもってザムザザーを倒すのです。

 最後はやれてしまったけれど、モブパイロットだけで主人公機を撃破寸前にまで追い詰めたこの機体。見た目の鈍重さとは裏腹に、凄い活躍っぷりでした。

 尚、スペシャルエディション版のこのシーンでは、T.M.Revolution の「Zips」が挿入歌として流されました。

■二度目の登場で弱体化するのは巨大MAの宿命!?


  その後第45話で量産され再登場を果たしましたが、以前のような強敵っぷりを見せつけることはなく、あっけなく破壊されてしまいます。散り際のあっけなさもまた、ザムザザーの魅力でしょうか。

 巨大MAトークの中でもなかなか登場してこないこの機体ですが、隠れファンは結構いるんじゃないかなあと思います。

 画像引用:©創通・サンライズ|http://www.gundam-seed-d.net/story/index.html

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(あにぶ編集部/星崎梓)

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