超大激戦!17年アカデミー賞長編アニメのノミネート候補注目作
2016年11月19日 11:57
記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ
第89回アカデミー賞長編アニメーション映画部門の審査対象作品に「君の名は。」がエントリーされ、話題になっております。が、実は今年の長編アニメ部門は近年でも稀に見る大傑作揃いの年になっていることはご存知でしょうか。
というわけで、今回審査対象作品として発表されている作品の中から、日本でも大ヒットのあの作品から、知る人ぞ知る日本未公開作品まで注目作をひと通り紹介します。これを見ればどれだけ熾烈な戦いかきっと分かるはず!
■ズートピア
日本でも大ヒット!惜しくも途中で興行を強制終了させられてしまった、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの最新作。ある意味今年の大本命でもあります。
■ファインディング・ドリー
日本では「君の名は。」の影に隠れてしまったものの、日本でも興行は60億を越える大ヒット作品。「トイ・ストーリー」でお馴染みのPIXAR最新作。こちらも「ズートピア」に負けない世界規模での大ヒット映画です。
■君の名は。
日本でこそ言わずと知れた2016年を代表する大ヒット映画。12月にアメリカでも限定公開が決定しており、候補資格を獲得。めでたく審査対象となりました。この激戦にわざわざ滑り込みで乗り込むのは、日本興行を盛り上げる為の策でもあるか!?
■カンフー・パンダ3
日本ではすっかり大規模公開が久しい「シュレック」のドリームワークスアニメーション作品。日本ではNetflix独占配信作品となっておりますが、世界ではしっかり劇場で大ヒットとなっている映画です。
■ペット
夏休み興行のダークホース。ミニオンシリーズで一躍ヒットメイカー入りしたイルミネーションエンターテインメントの最新作。同社の新ブランドとなるシリーズでしたが、堅実に大ヒットとなりました。すごい!
■Ice Age:Collision Course(原題)
ブルースカイスタジオの看板ブランド「アイス・エイジ」の最新作。ナンバリングでは「5」にあたります。日本では「アイス・エイジ4/パイレーツ大作戦」がディスクリリースのみとなってしまいましたが、海外では劇場でまだまだ大活躍中!とはいえ本作は興行や評判がやや微妙なのが残念。
■アングリーバード
ゲームと同じくなぜか日本では大ヒットとはいかない「アングリーバード」の劇場版。日本でこそイメージが沸きにくいのかもしれませんが、世界では本作も今年を代表する大ヒットアニメーション作品です。
■Tout en haut du monde(原題)
今年の東京アニメーションアワード2016の長編アニメーション部門でグランプリを受賞した一作。フランスとデンマークの共同制作作品です。残念ながら日本での一般公開作品とはまだなっておりませんが、夏に行われた上映会では高畑勲監督も絶賛していた作品です。
■モアナと伝説の海
ディズニー作品は今年はもう一本!アメリカでも公開目前となっているウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオの真の最新作。日本では来春に公開が控えています。
■レッドタートルある島の物語
日本興行でもちょっと寂しい結果となってしまった本作も対象作品です!実は本作のマイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット監督はかつて「岸辺のふたり」で2001年の米国アカデミー賞の短編アニメ部門の受賞歴があるのです。
■Kubo and the Two Strings(原題)
「コララインとボタンの魔女」「パラノーマンブライス・ホローの謎」などのストップモーションアニメでお馴染みのLAIKAスタジオ最新作。本作はなんと日本が舞台となる作品なのですが、肝心の日本公開が未定。なんで!?
■コウノトリ大作戦!
現在日本でも公開中のワーナー・ブラザーズアニメーションの最新作。日本興行こそ低調気味ではあるものの、絶賛の声も多い注目カートゥーン3DCGアニメ。間違いなく2016年の高水準作品の一つです。
■SING
ディズニーと同じくイルミネーションもノミネート候補となっているのは「ペット」だけじゃない!イルミネーションが贈る最新作はミュージカルコメディムービー。こちらもアメリカでは公開間近となっている作品です。日本でも来春の公開が予定されていますよ。
■百日紅
実は日本作品は「君の名は。」だけじゃない!「クレヨンしんちゃん嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」や「河童のクゥと夏休み」の原恵一監督の最新作。・・・と言っても日本では昨年の上映作品。映画評論家による映画レビューが行われる海外WebサイトRottenTomatoesでも非常に評価が高い作品です。
■Kingsglaive Final Fantasy XV
日本に縁のある作品は今年はもう1本!
人気ゲームシリーズ「FINAL FANTASY XV」のアナザーストーリーとして展開される一作。本作はゲームのディレクターを務めた野末武志氏が監督を務めるなど、映像などもゲーム制作と同様のチームで制作されました。圧倒的にリアルなCG映像がどこまで健闘するのか注目です。
■まだまだあるぞ注目作品・・・
以上15作品を紹介したものの対象作品は実はこれだけではありません。現在絶賛公開中で評価も高いドリームワークスアニメーションの「トロールズ」や、R指定を受け話題になった「ソーセージパーティー」、日本でも昨年公開され評判の高かった「リトルプリンス星の王子さま」などその他まだまだ注目作品が今年の審査対象作品となっております。
これらの中からわずか5作品が来年2017年1月24日にノミネート作品として選ばれます。果たしてどの作品が選ばれるのでしょうか。
他にどんな作品があるのか気になる人はこちらでノミネート候補27作品をチェックいただけます。“27 ANIMATED FEATURES SUBMITTED FOR 2016 OSCAR® RACE”http://www.oscars.org/news/27-animated-features-submitted-2016-oscarr-race
賞の傾向としてディズニー作品が強いとは言われてるものの、たまに意外な展開が起こるのが賞レースの面白いところ。皆さんもまずはどの作品がノミネート5作品の座を得るのか予想してみて下さい。
(あにぶ編集部/ネジムラ)
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