NY原油:続落で45.42ドル、米12月利上げ期待によるドル高が影響し失速

2016年11月18日 06:52


*06:52JST NY原油:続落で45.42ドル、米12月利上げ期待によるドル高が影響し失速
NY原油は続落(NYMEX原油12月限終値:45.42↓0.15)。高値は23時33分の46.58ドル、安値は4時20分の45.16ドル。サウジアラビアのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相が、「生産調整が実現すると楽観視している」と述べたと伝わったことで朝方高く始まった。ただ、米国での需給の緩みが引続き嫌気され値を消す展開となった。


また、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長が議会証言で12月の利上げを示唆したことで、為替市場では、ドルが主要通貨に対して上昇。ドル指数が2003年以来の水準である100.96まで上昇したことから、割高感も意識された。


日足チャートでは、200日移動平均線(43.7ドル水準)からの反発で、100日移動平均線(46.0ドル水準)まで値を戻している。月末のOPEC総会に向けては、産油国関係者のコメントなどに振らされやすい状況が続くとの見方。《MT》

関連記事

最新記事