curlコマンドの作者、curlと無関係のトラブル問い合わせメールが度々
2016年11月17日 21:39
あるAnonymous Coward 曰く、 curlコマンドの作者であるDaniel Stenberg氏が14日、自身のブログの「I HAVE TOYOTA COROLA」と題した記事で、自動車に添付されたcurlのライセンス文書に記載されているメールアドレス見て、ユーザーから自動車のトラブルの問い合わせが何件も来ているというちょっと面白い近況を報告している。
curlは指定したURLからコンテンツをダウンロードするするためのコマンドラインツールおよびライブラリ。多くのLinuxディストリビューションやUNIX系OSにプリインストールされているほか、昨今はIT化が進む車載システムにおいても数多くインストールされているようだ。そのため、curlとはまったく関係のないトラブルに遭遇したユーザーが、OSSライセンスに基づき添付されているライセンス文書にメールアドレスがあるのを見て、そこに問い合わせをしてくるという珍現象が起きているという。
ブログでは、自動車トラブルの問い合わせに加えて「お気に入り」だという「オーディオプレイヤーの再生が遅延」「SDカードに書きこめない」「GPSの使い方」の3件の問い合わせが公開されている。氏はこうした問い合わせについて、私は彼らを助けることはできないし、その製品と関係ないことを説明するのにも大きなエネルギーが必要であることを学んだと述べている。ただし、氏はこのブログは不満ではなく、興味深い出来事を紹介しただけであるとも強調している。
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