スパコン世界ランク「TOP500」最新版、5位に日本の新スパコン

2016年11月16日 08:46

 世界のスーパーコンピュータの性能ランキング「TOP500」が11月14日に更新された(産経新聞)。トップは前回と変わらず、中国・国家超級計算無錫中心(National Supercomputing Center in Wuxi)の神威太湖之光(Sunway TaihuLight)。

 2位~4位も前回と変動はなく、中国・国家超級計算広州中心(National Super Computer Center in Guangzhou)の天河2号(Tianhe-2、MilkyWay-2)、米国・DOE/SC/Oak Ridge National LaboratoryのTitan、米国・DOE/NNSA/LLNLのSequoiaが続く。また、新たに5位に米DOE/SC/LBNL/NERSCのCoriが、6位に日本の最先端共同HPC基盤施設(Joint Center for Advanced High Performance Computing、JCAHPC)によるOakforest-PACSがランキング入りしている。前回5位だった理研の京は7位と順位を下げし、8位には新たにSwiss National Supercomputing CentreのPiz Daintが入っている。

 中国のスパコンがTOP500のトップとなるのは2013年6月以来8回連続。また、TOP500にランク入りした中国と米国のスパコンはそれぞれ171基ずつで、両国が世界の高性能スパコンのそれぞれ3分の1を持つという状況だそうだ。それ以外の国でTOP500にランク入りしているのはドイツが32基、日本が27基、フランスが20基、英国が17基。

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