安全保障分野での日韓協力さらに進める、菅長官
2016年11月15日 09:09
菅義偉官房長官は14日夕の記者会見で日韓の実務者間で同日進められているGSOMIA(日韓軍事情報包括保護協定)締結への協議について「北朝鮮の核・ミサイル問題への対応のためにも、日韓が協力していくことは極めて重要であるということの認識に両国政府が至っている」と語るとともに「GSOMIAの早期締結を含め、安全保障分野での日韓協力をさらに進めていく所存だ」と安全保障分野での日韓協力を強化する考えを示した。
また聯合ニュースは同日午後、韓国国防部の文尚均(ムン・サンギュン)報道官の話として「14日の定例記者会見で、韓日のGSOMIAが韓国国民の世論を十分に反映せずに推進されているという指摘について、『現在の安保上の重要性を優先させている』と述べた」と伝えた。
また「韓国は日本との直接的な軍事情報共有に向け、同日午後に東京でGSOMIAに仮署名する予定で、次官会議や閣議、大統領の裁可を経て、早ければ今月中にGSOMIAを締結する計画だ」と改めて、早ければ今月中の締結を報じた。
報道では、韓国国防部が記者会見前に配布した資料で「日本は北朝鮮に地理的に近く、優れた諜報・分析能力および先進的な原子力・宇宙技術を保有しているとした上で、北朝鮮の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)に関連する情報を得るのに実質的に役立つと説明した」と韓国にとっても協定締結の意義の大きいことを示しているとしている。(編集担当:森高龍二)