GSOMIA「協定案文の主要内容で意見一致」、実務者協議
2016年11月10日 08:22
外務省は日韓軍事情報保護協定(GSOMIA)の締結に向けた実務者レベルの協議が9日、韓国・ソウルで開かれ「協定の案文について綿密な検討を行い、主要な内容について意見の一致をみた」と協議結果を発表した。
また、韓国・聯合ニュースも「協定文案に対する綿密な検討を行い、主要内容について意見が一致した」と韓国国防部が伝えたとし「主要内容に合意したため、早ければ今月中に協定文案が最終的に完成できるとみられる」とするとともに「次回協議ではGSOMIA締結に必要な実務手続きが完了すると予想される」と報じた。
また「GSOMIAには軍事情報の機密レベルの分類、情報閲覧権者の範囲、情報伝達と破棄の方法、情報紛失時の対策、紛争解決のための原則などが含まれる」としている。
また、協議での合意内容に関して「情報提供当事者の書面による承認なしに第3国政府などに軍事秘密情報を公開してはならず、提供された目的以外の目的では使用しない」「公務上必要かつ有効な国内法令により許可を受けた政府公務員に閲覧者を限定する」「情報を紛失または損傷した場合は情報提供当事国に直ちに通知し、調査する」などといった内容で合意したとされると、合意内容について触れている。(編集担当:森高龍二)