トヨタ、新型小型車「ルーミー」「タンク」を発売、bBの後継モデル

2016年11月9日 22:29

 トヨタ自動車は9日、新型のトール2BOX「ルーミー」と「タンク」を発売した。

 ルーミーとタンクは、ダイハツの「トール」をベースとしてOEM供給を受けたコンパクトトールワゴンで、子育てファミリーをはじめ、日常にフィットする新しいタイプの車両として販売される。トヨタにとっては、今年生産を終了したbBの後継にあたるモデルだ。

 最小回転半径4.6mと取り回しの良いコンパクトなサイズを維持しながらも、前後乗員間距離は最大1105mmを確保しており、後席周りは余裕のあるサイズを実現。電動で開閉する両側パワースライドドアを採用したことで、乗り降りにも配慮している。

 240mmのスライドが可能となったリヤシートは、最前方までスライドさせることで、5人乗車しながらも機内持ち込み用のスーツケースを4個収納できるスペースが荷室に確保できる。リクライニングも最大角度70度となっており、車中泊が可能な空間を提供。

 衝突回避支援システムには、ダイハツの「スマートアシストII」を搭載。ボディカラー9色にカスタム専用のツートーン仕様5色を加えた全14色をラインアップし、ルーミーとタンクそれぞれの特徴に合わせた専用色も設定している。

 ルーミー(ROOMY)は英語で「広々とした」という意味を持ち、「品格と艶やかさ」を表現。タンク(TANK)は 英語で「タンク」「水槽」という意味からたくさんの物を積みこめる空間をイメージしており、「ダイナミックさとアグレッシブさ」を表現したという。専用色は用意されているもののルーミーとタンクでスペックに違いはなく、ルーミーはトヨタ店およびトヨタカローラ店を通して、タンクはトヨペット店およびネッツ店を通して販売される。

 希望小売価は146万3,400~200万8,800(税込)。月間目標販売台数はそれぞれ3750台となっている。

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