映画『亜人』佐藤健主演で実写化、本広克行が監督

2016年11月7日 11:08

 映画『亜人』が、2017年に全国の劇場で公開される。

 原作は、2012年に『good!アフタヌーン』で連載がスタートした桜井画門による同名の漫画。“殺しても死なない”“何度でも命をリセットできる”というセンセーショナルな設定が人気を博し、既刊9巻で単行本の累計発行部数540万部を記録している人気作品だ。

 今回は漫画実写映画化として大ヒットを記録した『るろうに剣心』シリーズの佐藤健を主演に、『踊る大捜査線』シリーズで日本映画の可能性を切り開いてきた本広克行を監督に迎えて実写映画化。大ヒットメーカー同士の初タッグが実現した。

 本作でストーリーの鍵を握る「亜人」とは、人間と姿かたちは同じだが“死ぬことがなく”、どれだけ傷ついても、絶命と共に再生を始めるという特殊な能力を持つ新人類。死の状況に直面する事で初めて自分が「亜人」だと知った主人公・永井圭は、世界の差別や隔絶を経験しながら生きる道を懸命に模索し、国家権力や同じ種族の「亜人」との戦いに巻き込まれていく。

 冷徹で合理的な考え方を持ち、危機に瀕した時は他人を犠牲することも厭わない主人公・永井圭。『バクマン。』『世界から猫が消えたなら』『何者』と幅広い役柄をこなす佐藤健が、この独特な世界観を持つ“ヒーロー拒否”のシニカルなニューヒーロー役に挑む。

 さらに亜人が分身として操る“IBM(インビジブル・ブラック・マター)”と呼ばれる黒い物体の描写にあたっては、映画『るろうに剣心』のアクションチームを迎え、ソードアクションとは違った新たなアクションに挑戦する。今まで数々の実現不可能ともいえるアクションをスクリーンに映し出してきた佐藤だからこそ実現できる、新たな不死身アクションも見所となりそうだ。

【作品情報】
映画『亜人』
公開時期:2017年
主演:佐藤健
監督:本広克行
©2017映画「亜人」製作委員会 ©桜井画門/講談社

【ストーリー】
2017年東京、研修医・永井圭(ながい・けい)は、ある日、トラックと衝突し、死亡。しかし直後
に肉体が回復し、生き返ってしまう。不死身の新人類【亜人】と発覚した圭は、懸賞金目当ての周囲の人間や警察に追われ、亜人研究施設に監禁され、非人道的なモルモットにされる。そんな圭に“帽子”と呼ばれる、圭と同じく【亜人】のテロリスト・佐藤が助けの手を差し伸べる。しかし、国家転覆を図り、大量虐殺を繰り返す佐藤に、加担できない圭。そんな圭に気づき、佐藤の怒りの矛先は圭に向かっていく。戦いたくない最弱の【亜人】vs最強最悪の【亜人】。佐藤を止めるため、圭は走り出す。

関連記事

最新記事