アンチエイジング実施は4人に1人、男女で理由に違い
2016年11月7日 09:18
ネットリサーチのDIMSDRIVEがモニター4130人に実施した「アンチエイジング」についてのアンケート調査によれば、4人に1人(24.9%)の人がアンチエイジングを実践していることが判明した。アンチエイジングを実践している人の男女別比率では、男性16.2%に対し女性は37.0%となりやはり女性で2倍以上高い割合となった。一方、年代別での割合では大きな違いは見られず、どの年代でも20%台となっている。
アンチエイジングを実践している人に対してきっかけを尋ねたところ、「加齢に伴う体の変化を自覚したから」が圧倒的に多く、65.1%となった。次いで「体重・体脂肪の増加を自覚したから」が38.1%となった。アンチエイジングの目的では、全体では「トラブルの無い肌」が50.2%と最も多かったが、男性では「脳の老化を予防」が48.2%でトップ、女性では「トラブルの無い肌」が67.1%でダントツのトップとなった。年代による特徴も見られ、50代までは「トラブルの無い肌」がトップだが、60代・70代以上では「脳の老化予防」がトップとなり「痛みの無い体」が3位に入った。ひと月にかける平均コストでは全体では61.0%が「3000円以下」だが、60代では「3001円以上」が54.8%と突出して高い結果となった。
目的別の対策方法では、「バランスの良い食事」が全ての項目で30%を超えたほか、「運動をする」も10項目中5項目で30%を超えて高い割合となった。また、「健康食品にこだわる」も全項目で20%~30%付近となり、アンチエイジングの実践で食事と運動は多くの人が意識していることが明らかになった。一方アンチエイジングの効果に関しては、「特にない」が38.3%とトップだった。
抗加齢医学によれば、摂取カロリーを減らす「カロリーリストリクション」と、体内で発生する活性酸素からの「酸化ストレス」の減少がアンチエイジングでのポイントとのこと。カロリーリストリクションでは、栄養を十分摂ることを前提として摂取カロリーを通常の70%くらいまで減らすことで、体内のさまざまな機能を調整する酵素「サーチュイン」が活性化される。また、過度のストレスや、紫外線・タバコ・酸化された食べものなどを避け、適度な運動(過度な運動は逆効果)をすることで抗酸化ストレスを減少させ、効果的にアンチエイジングできる。今は自覚がなくても脂肪や臓器機能の障害は蓄積するため、早い段階での実践が望ましい。(編集担当:久保田雄城)