ドラゴンボール Z 復活のF、中国上映の興行結果は?

2016年11月7日 00:39

記事提供元:アニメコラムサイト|あにぶ

 先月2016年10月21日、中国において2015年の日本アニメ映画「 ドラゴンボール Z 復活のF 」の公開がスタートした。今年は「ドラえもん」「ちびまる子ちゃん」など多くの日本アニメが中国上映を果たしている中、ドラゴンボールも劇場版シリーズ初の中国上映を果たした。そのおおよその興行結果も発表されたので紹介したい。

■「 ドラゴンボール Z 復活のF 」興行結果発表!


 「 ドラゴンボール Z 復活のF 」公開から初の中国での興行収入ランキングが発表された。10月17日~10月23日期間換算の興行収入ランキングにおいて、初週興行収入914万人民元を得て、週間映画興行ランキング初登場7位にランクインした。特別高いとは言い難い成績となっているものの、健闘した数字とも言えよう。

 残念ながら翌週10月24日~10月30日の10月最終週の興行収入ランキングではランキング圏外となってしまっている。

■中国におけるドラゴンボール人気


 そもそも「ドラゴンボール」は中国において人気があるのかどうか、気になる人も居ると思うが、それなりの知名度こそあれど、原作漫画の連載終了に伴い、露出が少なくなったことで長年人気も落ち着いている作品ブランドであった。それこそ近年では同じくジャンプ漫画の「ONEPIECE」の方が圧倒的に人気の熱が高い状態となっている。

 しかし、近年の新作アニメの登場に加え、2016年上半期に中国で正式な版権許可を得てリリースされたモバイルゲーム『龙珠激头』が中国でもヒットしたこともあり、ドラゴンボールの人気が爆発的ではないにしろ、再燃の傾向が見られたのは確かだ。

 中国版 ドラゴンボール

■その他の日本アニメの成績と今後の侵攻


 残念ながら、「 ドラゴンボール Z 復活のF 」が中国映画興行に大きな爪痕を残せたとは言えない結果に終わってしまった。2016年の中国興行で好成績を収めた日本アニメ映画は「 ドラえもん新のび太の日本誕生 」が1.04億人民元、「BORUTO-NARUTO THE MOVIE-」が1.03億人民元を記録して中国の2016年上映作品の中でも60位~70位ほどの成績となっている。現状、2016年に中国で公開された邦画は「寄生獣」や「ビリギャル」などの実写作品を含めても、これより上位の記録にはなっていない。

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 ただし、年内中に中国上映が決定している邦画がまだあることにも注目しておきたい。しかもドラゴンボールと同じくアニメ作品だ。今後の期待作として公開が予定されている映画は、11月4日中国公開の「クレヨンしんちゃん爆睡!ユメミーワールド大突撃」と11月11日中国公開の「ONEPIECE FILM GOLD」。いずれも中国での知名度が抜群に高いキャラクターブランドだ。

 世界的に見ても映画市場で最も注目を受けている中国での興行なだけあって、これらの作品がどれだけの記録を残せるか、日本人としては非常に気になるところである。

髪なんかいらねェ!”カラダ”と”ナカミ”で魅せるいいダンナになりそうな『 ドラゴンボール 』のキャラクター

(あにぶ編集部/ネジムラ)

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