12月利上げに前進もドル円相場は注意が必要な局面、SMBC日興証券(花田浩菜)
2016年11月4日 11:45
*11:45JST 12月利上げに前進もドル円相場は注意が必要な局面、SMBC日興証券(花田浩菜)
こんにちは、フィスコリサーチレポーター花田浩菜の「SMBC日興証券の気になるレポート」です。
アメリカでは11月1~2日にFOMC(連邦公開市場委員会)が開催されました。また、4日は10月の雇用統計が発表されますね。そして8日は大統領選挙が行われます。大きなイベントが続くアメリカの情勢の中、ドル円相場について、11/4付けの「主要通貨デイリー」にレポートが掲載されていますので紹介しますね。
FOMCでは『市場予想通り政策据え置きが決定』されましたが、『12月利上げの可能性を一段と高める形』となりました。また、10月雇用統計については『概して良好な結果が見込まれている』と伝えられています。
ただ一方で、やはり最大の焦点は大統領選挙の行方であり、現在の市場は『リスク回避的な動きを強めている』ようです。
そして同レポートでは『市場は来週の米大統領選を控えて警戒姿勢を強めているだけに、(雇用統計で)良好な結果が出たとしても、12月利上げを見込んだドル買い円売りは限定的なものにとどまりそう』と分析。『むしろ、期待外れに終わった際にはドルの下げピッチが加速する可能性があり注意を要しよう』と警戒感を伝えています。
11月2日のこのレポートでも、大統領選挙が日本株に与える影響についてお伝えしましたが、やはり選挙の行方からは目が離せませんね。
また、面白いレポートを発見したらご紹介しますね。
花田浩菜の「気になるレポート」は各種レポートを花田浩菜の見解で注目し、コメントしています。レポート発行人との見解とは異なる場合があります。詳細は発行人のレポートを御確認くださいませ。
フィスコリサーチレポーター花田浩菜《FA》