野生生物の個体数、1970年から2020年までに67%減少する可能性も
2016年11月4日 14:15
世界自然保護基金(WWF)とロンドン動物学会(Zoological Society of London)が公開した報告書「生きている地球レポート2016」によると、世界の野生動物の個体数から算出した「生きている地球指数」が1970~2012年の間で58%減少しているそうだ。また、世界の野生生物の個体数は1970年から2020年の50年間で67%減少するとも予想している(AFP、WIRED)。
報告書では過去40年間に人間が消費した自然資源が、地球全体が供給する生産力を上回っているのが原因と指摘、このままでは今後自然資源が枯渇し、人類の生活にも影響が出ると警告している。
また、日本についても言及もあり、日本は特に「交通」および「食糧」「住居・光熱費」のための資源消費が大きいと指摘されている。
スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | 地球 | サイエンス
関連ストーリー: ウーパールーパーことメキシコサラマンダー、2020年までに絶滅するおそれ 2016年10月19日 絶滅寸前のカメ、一匹が頑張って子を作り滅亡を回避 2016年09月23日 パンダの絶滅危機は一安心、ゴリラは「絶滅まであと一歩」 2016年09月08日