伊藤ハム米久HDは業績予想の増額やTPPへの期待など材料視され大きく出直る
2016年11月2日 11:20
■「経営統合に伴うシナジー効果等により採算性が向上」
伊藤ハム米久ホールディングス<2296>(東1・売買単位100株)は2日、8%高の1078円(77円高)まで上げて11時を過ぎても6%高前後推移。業績・配当予想の増額修正が好感されて大きく出直っている。2016年4月の経営統合後の高値は1119円(6月)。その後は高値もみ合いが続くが、再び高値に迫る展開となった。TPP(環太平洋経済連携協定)の恩恵を受ける関連株としても注目されているようだ。
11月1日の取引終了後に2017年3月期の業績・配当予想の増額修正を発表。「コスト削減や経営統合に伴うシナジー効果等により採算性が向上したことや、食肉事業においても、輸入食肉を中心に販売数量が堅調に推移」したことなどにより、3月通期の連結営業利益の見通しは従来予想を11%増額し、純利益の見通しも同25%増額。新たな予想1株利益は50円45銭とした。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)