男女平等ランキング、日本は過去最低、144カ国中111位に後退
2016年11月1日 04:48
northern曰く、 世界経済フォーラム(WEF)が発表した2016年版「ジェンダー・ギャップ指数」では、日本の順位が昨年よりも10位低下し111位となった(日経新聞)。
調査対象は144カ国で、経済、教育、政治、健康の4項目で分析して順位を決定したもの。「経済」が118位と前年から12位低下。収入の比較方法が変わった影響で「所得格差」が75位から100位に急落した影響が大きいという。
ランキングトップ10はアイスランド、フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、ルワンダ、アイルランド、フィリピン、スロベニア、ニュージーランド、ニカラグア。そのほか先進国ではドイツが13位、フランスが17位、イギリスが20位、米国が45位、ロシアが75位、中国が99位などとなっている。
WEFのWebサイトでは詳細なデータが記載されたPDFが公開されているが、日本は健康や教育については好スコアでそれぞれ40位、76位となっているいっぽう、政治については103位、経済への参画や貢献機会については118位と低くなっている。
政治については議員や内閣に女性が少なく、女性が総理大臣になったことも無い点が低いスコアの原因となっている。また、経済については公務員、管理職などに女性が少ないことや女性の収入が少ない点、専門職に就いている女性が少ない点などが影響している。
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