スギ花粉症緩和米の臨床研究が開始される
2016年11月1日 10:04
KAMUI曰く、 国立研究開発法人農業・食品産業総合研究機構(農研機構)が提供する「スギ花粉症緩和米」を使った臨床研究がこの11月より大阪府立呼吸器・アレルギー医療センターで開始されるそうだ(朝日新聞、農業協同組合新聞、農研機構のプレスリリース)。
スギ花粉症緩和米は、スギ花粉のアレルゲンであるタンパク質の遺伝子をイネに導入し、その種子(米)内にそのタンパク質が蓄積するように遺伝子組み換えを行ったもの。隔離された圃場での栽培に加えて実験にも厳しい制限が課せられているが、今回は民間企業や大学、研究機関などに研究用試料として提供して行なわれるもので、東京慈恵会医科大学及び大塚製薬にも提供されるとのこと。
緩和米については全農と農業生物資源研究所による屋外での試験栽培が中止になったのがもう12年前ですか……実用化への道はまだまだ遠いようです。
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