中国:台湾鴻海精密と英ARM、深センでIC研究・開発へ

2016年10月27日 09:17


*09:17JST 中国:台湾鴻海精密と英ARM、深センでIC研究・開発へ
ソフトバンクグループ<9984>によって買収された英アーム・ホールディングス(ARM)と連携し、EMS(電子機器受託製造)世界最大手グループの台湾鴻海精密工業(2317/TW)が半導体設計に新規参入する。研究・開発センターを深セン市内で立ち上げる計画だ。IoT(モノのインターネット)技術が世界的に普及するなか、成長分野の取り込みを図る狙いという。人民郵電報が26日に伝えた。
製品化されたICは、鴻海精密グループが受託生産するスマートフォン製品にまず採用される見込み。社外にも販路を広げる予定だ。自動車、産業設備などに幅広く使用されると期待している。
英アップルの成長が鈍化するなか、ソフトバンクグループとの取引関係を一段と緊密化する意向。鴻海グループの富士康(煙台)園では、ソフトバンク向けのAI搭載ヒト型ロボット「pepper(ペッパー)」を生産している。さらに鴻海は、長期経営不振のシャープ(6753/東証)を傘下に収めた。

【亜州IR】《ZN》

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