【注目銘柄】あすか製薬は大幅増額修正を好感して急伸、7月の年初来高値を目指す

2016年10月26日 10:26

■7月の年初来高値を目指す展開

 あすか製薬<4514>(東1)に注目したい。26日の株価は183円高の1930円まで上げて急続伸している。25日に17年3月期第2四半期累計(4~9月)連結業績予想の大幅増額修正を発表した。通期予想は据え置いたが、修正後の第2四半期累計の利益は通期利益予想を超過達成している。通期予想も増額の可能性が高いだろう。株価は大幅増額修正を好感して7月の年初来高値を目指す展開だろう。

■17年3月期第2四半期累計の利益予想を大幅増額修正、通期利益予想を超過達成

 17年3月期第2四半期累計の連結業績予想は、前回予想(5月12日公表)に対して、売上高を20億円増額して前年同期比13.7%増の240億円、営業利益を11億円増額して同2.6倍の13億円、経常利益を10億50百万円増額して同2.0倍の14億円、そして純利益を9億50百万円増額して同3.0倍の12億円とした。減益予想から一転して大幅増益予想となった。オーソライズド・ジェネリック、カンデサルタン類などが伸長して医療用医薬品関連事業の売上高が計画超となった。

 通期連結業績予想については精査中として据え置き、売上高が前期比4.1%増の450億円、営業利益が同14.3%減の10億円、経常利益が同21.2%減の12億円、純利益が同42.6%増の10億円としている。ただし通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は売上高が53.3%、営業利益が130.0%、経常利益が116.7%、純利益が120.0%で、利益は通期予想を超過達成している。通期予想も増額の可能性が高いだろう。

 株価は7月の年初来高値2231円から反落したが、8月の直近安値1550円から切り返し、26日は183円高の1930円まで上げて急続伸している。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。大幅増額修正を好感して7月の年初来高値を目指す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事

最新記事