PKO派遣延長決定も新任務別途に判断、稲田防衛相
2016年10月26日 09:06
稲田朋美防衛大臣は25日、政府として南スーダンPKO活動への自衛隊派遣を来年3月末まで延長することを閣議決定したことについて「PKO5原則は維持されている」としたうえで「自衛隊隊員が安全を確保しながら、有意義な活動をできる状況にあるというふうに思っている」とした。
また「今月8日にジュバに行った際にも、南スーダンの副大臣、ロムロ内閣担当大臣、他5閣僚とお会いし、大変、政府からも評価されている施設部隊の活動だった。国連からも大変評価をされている。その意義ある活動を続ける状況にあるというふうに考えている」と語った。
その一方で「南スーダンの治安が悪化していることは事実ですので、将来的にいかなる事態が起きるかということについては、しっかり緊張感を持って見ていかなければならないと思っている」とも答えた。
稲田防衛大臣は南スーダンへのPKO派遣期間の延長をさきに決めたが、駆けつけ警護や宿営地の共同防護などの新任務付与については「しっかりと訓練ができていて、そして隊員の習熟度というもの、そして今後の治安状況などについて考え、政府全体で決めていく」とした。(編集担当:森高龍二)