Raspberry Pi向けのFedora 25ベータ版が発表される

2016年10月25日 22:01

 Raspberry Pi 2および3向けのFedora 25ベータ版が発表された(Fedora Magazineマイナビニュース)。

 FedoraによるRaspberry Piのサポートは長らく作業が続けられていたが、今回のFedora 25で正式に「ベータ」というステータスとなる。サポート実現に時間がかかった原因としては「バイナリドライバを使わないハードウェアサポート」「ファームウェアの再配布」「QA体制の構築」「Raspberry Pi関連のオープンなドライバなどの登場を待たなければならなかった」などが挙げられている。

 リリースされるRaspberry Pi向けFedoraでは、Fedoraが提供する基本的な機能すべてが利用できるという。また、デスクトップやUSB接続デバイスなども利用できるようだ。

 なお、サポート対象のハードウェアはRaspberry Pi 2以降のみで、ARMv6プロセッサを搭載したそれ以前のモデルは対象外になるとのこと。また、Raspberry Pi 3に搭載されている無線LANは現時点では利用不可能だそうだ。これは、無線LANを利用するためのファームウェアやモジュールで利用されているSDIOなどに関連するソフトウェア等にまだ対応できていないためだという。サウンド出力やアドオンカメラ、メディアデコードアクセラレータなどのデバイスについても未対応とのこと。

 スラドのコメントを読む | Linuxセクション | Linux

 関連ストーリー: RaspberryPiの出荷台数、1000万台を突破 2016年09月14日 Raspberry Pi 3 Model B 登場 2016年03月01日 5ドルのボードコンピュータ「Raspberry Pi Zero」発表 2015年11月27日 Windows 10 IoT Coreの正式版がリリースされる 2015年08月13日

関連記事

最新記事