サルが割った石の破片が古代人の石器として誤認識されている可能性

2016年10月24日 19:48

 サルによってたまたま作られた石の破片が、古代の人間が作った石器として認識されている可能性があることが新たな研究で明らかになった(Nature誌掲載論文PC Watch)。

 「オマキザル」というサルの種は木の実を割って食べたり、棒を使って食べ物を取ると行った行動を取ることが知られるが、2005年に石をぶつけて割り、生じた粉をなめてミネラルを摂取していることが確認されていた。このときにできた珪岩の破片が古代人による石器に酷似しており、このようにして作られた岩の破片が人間によって作られた石器として認識されている可能性があるという。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス

 関連ストーリー: 少なくとも4300年前にはチンパンジーは石器時代に突入していた? 2015年09月04日 ケニアで世界最古の石器が発見される 2015年04月20日 人間の言語は石器を作るために進化した? 2015年01月20日

関連記事

最新記事