実験室で卵巣の環境を人工的に再現し卵子を大量生産することに成功
2016年10月22日 14:26
九州大学などの研究グループが、マウスの人工多能性幹細胞(iPS細胞)から卵子を大量に作り出し、その卵子から子供を誕生させる過程をすべて実験室環境で行う実験に成功したそうだ(NHK、時事通信、Nature誌掲載論文)。
実験ではマウスの尻尾の組織から作ったiPS細胞を培養液の中に入れ、培養液の成分を徐々に変えることでマウスの卵巣の中の環境を人工的に再現したという。その結果、iPS細胞から成熟した卵子およそ1000個を作り出せたそうだ。卵巣の環境を人工的に再現して卵子を作り出すことに成功したのは世界で初めてだという。
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