中国:習主席が比大統領と会談、南シナ海問題の棚上げ提案

2016年10月21日 13:16


*13:16JST 中国:習主席が比大統領と会談、南シナ海問題の棚上げ提案
中国の習近平国家主席は20日、北京人民大会堂でフィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、両国が領有権を巡って争う南シナ海問題について、一時棚上げにすることを呼びかけた。
報道によると、首脳会談は約30分行われた。南シナ海の問題について、習主席は「対話によって意見の相違を調整することが、中比関係の安定に向けた基盤になる」と指摘したという。両首脳ともに、両国が領有権を主張する黄岩島(スカボロー礁)には触れなかった。
中国政府の消息筋によると、中国はスカボロー礁周辺でのフィリピン漁民の操業を認めることを検討している。ただ「条件付き」となる見通しで、両国が今後、専門グループを立ち上げて詳細を詰める予定という。
会談終了後、両首脳は経済・貿易、投資、観光、麻薬犯罪対策、海上警備など13分野の協力文書に署名した。

【亜州IR】《ZN》

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