スタバ中国が販売網倍増の強気計画、5年後の5000店超え目指す

2016年10月20日 15:15


*15:15JST スタバ中国が販売網倍増の強気計画、5年後の5000店超え目指す
米コーヒーチェーン大手のスターバックス(SBUX/NASDAQ)は19日、中国の店舗網を
倍増以上に拡充する計画を打ち出した。足元の中国店舗は2300カ所あまり。目標の
2021年までに、5000カ所以上に引き上げる方針という。毎日経済新聞が20日に伝え
た。
中国の伸び代が大きいと判断している。中国都市部のコーヒー消費人口は1億~3
億人に上る。特に20~45歳でコーヒー消費が多い。向こう10年内に、中間所得層の総
人口は中国全体で6億人にまで膨らむと予想。愛飲者の数が急増すると期待した。
コーヒー消費の増加率は、世界全体で2%にとどまる一方、中国では2ケタ成長を
続けている。スターバックス店を頻繁に利用する中国会員数は、今年9月末時点で
1000万人を突破したという。
現地法人の星巴克企業管理(中国)有限公司を通じ、17年前の1999年1月に中国進
出。北京市内に1号店の国貿店を開いた(その後の賃料急上昇で2013年6月21日に閉
鎖)。その後約10年間は毎年30~50店ずつ開業。2012年以降は開店ペースを加速し、
12年に204カ所、13年に300カ所を新設した。スターバックスは中国100都市あまりで
店舗展開している。
業界関係者によれば、中国のコーヒー需要は年率平均25%のハイペースで拡大し
てきた。年間消費は足元で約8万トンに上っているという。

【亜州IR】《ZN》

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