【注目銘柄】ハウスコムは好業績を評価して年初来高値を更新

2016年10月18日 10:03

■好業績を評価して上放れに期待

 ハウスコム<3275>(JQ)に注目したい。18日の株価は159円高の1745円まで上げて急反発し、年初来高値を更新している。17日、17年3月期第2四半期累計(4~9月)非連結業績予想の大幅増額修正を発表した。通期予想にも増額余地がありそうだ。株価は戻り高値圏でモミ合う展開だったが、好業績を評価して上放れが期待される。

■17年3月期第2四半期累計を大幅増額修正、通期も増額余地

 17年3月期第2四半期累計の非連結業績予想は、前回予想(4月28日公表)に対して売上高を97百万円増額して前年同期比8.7%増の46億17百万円、営業利益を1億65百万円増額して同62.1%増の3億08百万円、経常利益を1億60百万円増額して同57.2%増の3億05百万円、純利益を1億05百万円増額して同78.6%増の1億94百万円とした。減益予想から一転して大幅増益予想となった。周辺商品の販売が好調に推移して仲介業務関連収入が増加し、さらに人件費増加の抑制も寄与したようだ。

 通期の非連結業績予想については、本社施設移転費用等の発生を考慮して前回予想(4月28日公表)を据え置き、売上高が前期比7.1%増の99億66百万円、営業利益が同5.8%増の8億54百万円、経常利益が同1.7%増の10億96百万円、純利益が同5.5%増の6億65百万円としている。通期予想に対する修正後の第2四半期累計の進捗率は、売上高が46.3%、営業利益が36.1%、経常利益が27.8%、純利益が29.2%で低水準の形だが、期初時点で下期偏重の計画であり、通期予想にも増額余地がありそうだ。

 株価は戻り高値圏の1500円~1600円近辺でモミ合う展開だったが調整一巡感を強め、18日の株価は159円高の1745円まで上げて急反発し、年初来高値を更新している。週足チャートで見ると26週移動平均線回復の動きを強めている。好業績を評価して上放れが期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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