12月利上げは確定的、米大統領選まではドル堅調地合いか

2016年10月17日 08:37


*08:37JST 12月利上げは確定的、米大統領選まではドル堅調地合いか
 11月1-2日に開かれる米連邦公開市場委員会(FOMC)の会合では、金融政策の現状維持が賛成多数で決まるとみられる。翌週には米大統領選が控えており、選挙直前で金融政策を変更することはまずないだろうと予想されている。ただし、12月のFOMC会合で利上げについて議論される可能性は十分あるため、FOMC声明は12月利上げを予告する内容になる可能性がある。

 なお、米大統領選は最終盤を迎えており、民主党クリントン候補が依然として優勢を保っているようだ。19日(日本時間20日午前)に予定される第3回の大統領候補者TV討論会後もこの状況が変わらなければ、本番の大統領選挙でクリントン候補が勝利する可能性は一段と高まる。市場参加者の間では、リスク選好的なドル買いは大統領選直前まで継続するとの見方が多いようだ。《MK》

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