展覧会「拝啓 ルノワール先生」三菱一号館美術館で - 梅原龍三郎の師と、ピカソ、ルオーら含む約80点
2016年10月13日 17:21
展覧会「拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え」が三菱一号館美術館にて開催される。期間は2016年10月19日(水)から2017年1月9日(月)まで。
本展ではルノワールと、彼を師と仰ぐ梅原龍三郎の作品を共に紹介。日本洋画を西洋絵画の模倣ではなく、独自の油彩画として確立した梅原の画業を辿る。
■“画壇のライオン”と呼ばれた梅原龍三郎
日本の洋画界を牽引し、その豪快な性格から“画壇のライオン”と呼ばれた梅原龍三郎。近代化が進み、油彩画が日本に定着した頃の1908年、20歳の梅原は渡仏し、翌年ルノワールに会う。梅原はルノワールを師とし、その制作現場を見て、師との対話から多くを学んだという。
梅原は後に、ヨーロッパで学んだ油彩画に桃山美術・琳派・南画といった日本の伝統的な美術を取り入れることで、独自の豪華絢爛な画風を展開。日本の洋画を確立した巨匠として高く評価される。
■2つの《パリスの審判》を同時に展覧する貴重な機会!
特に、注目したいのは2人の代表作《パリスの審判》。フランス近代洋画の巨匠ルノワールの晩年の代表作でもあり、その作品を自由闊達な模写で描いた梅原の作品でもある同名の絵画を同時に展示する。
さらに本展では、ルノワールと梅原の作品だけでなく、梅原と親交のあったピカソやルオーらの作品約80点を紹介し、近代絵画における東西の交流を紐解いていく。
■開催概要
拝啓 ルノワール先生 ―梅原龍三郎に息づく師の教え
Bonjour Monsieur Renoir; Renoir et Umehara –Joie de peindre
会期:2016年10月19日(水)~2017年1月9日(月)
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-1
開館時間:10:00~18:00
※祝日を除く金曜、第2水曜、1月4日(水)~6日(金)は20:00まで
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日(但し、祝日の場合は開館)
年末年始休館 2016年12月29日(木)〜2017年1月1日(日)
【問い合わせ先】
ハローダイヤル
TEL:03-5777-8600