領収書、白紙で渡さず金額記入し後日届ける―自民改善策
2016年10月12日 12:03
自民党の二階俊博幹事長は11日の記者会見で、国会議員間の「白紙領収書」発行問題に対する改善策として「政治資金パーティーにかかる運用改善については、パーティーのときに受付で主催団体が金額などちゃんと記載した領収書を交付するということは当然だが、受付が混雑するなど、その場で所定事項を記載した領収書を渡すことが困難な場合は、事後に所定事項を記載した領収書を交付するよう改善するようにしていきたい」と発表した。同日付けで党の議員に通達した。
白紙領収書を受け取り、出席した議員が、後に自身で金額を書き込むのは社会通念上も理解されないうえ、信ぴょう性に疑義が生じる。
西村康稔筆頭副幹事長も「白紙領収書でなく、必要に応じ、後でしっかり金額を書いた領収書を届けてもらうということで対応していただきたい」と語った。
高市早苗総務大臣も7日の記者会見で「各党が独自に一定のルールを示して頂けるとありがたい」と早期の改善策提案を求めていた。
二階幹事長は「各事務所がパーティー受付事務の運用を改善すること、お互いに人手が少ないわけで、これは応援し合って、皆さんに対してのご報告も明確にしていくと同時に、一般の皆様にも、その都度そういうことを明らかにするということは大事なことだと思っている」と語り「今後、できるだけ改善に努力するように党として対応していきたい」と語った。(編集担当:森高龍二)