【注目銘柄】日本山村硝子は1月の年初来高値に接近、戻り歩調で上値を試す展開へ
2016年10月7日 16:13
■17年3月期通期業績予想に増額余地
日本山村硝子<5210>(東1)に注目したい。17年3月期第1四半期連結業績が大幅増益となり、通期予想に増額余地がありそうだ。株価は戻り歩調で上値を試す展開だろう。
■チャートは強基調を確認した形
17年3月期連結業績予想は売上高が前期比0.8%増の710億円、営業利益が同20.4%増の15億円、経常利益が同4.1%増の22億円、そして純利益が同40.5%増の16億円としている。
第1四半期は前年同期比1.2%減収だが、2.9倍営業増益、2.0倍経常増益、2.7倍最終増益と大幅増益だった。供給量確保のための生産増、原燃料価格低下、海外子会社の業績改善などが寄与した。そして通期予想に対する進捗率は売上高25.3%、営業利益57.4%、経常利益45.5%、純利益49.1%と高水準だった。会社予想は保守的な印象が強く通期増額余地があるだろう。なお9月13日には中国の連結子会社の株式を追加取得して100%子会社化したと発表している。
株価は6月の年初来安値151円から切り返して戻り歩調だ。そして1月の年初来高値184円に接近している。週足チャートで見ると13週移動平均線が26週移動平均線を上抜き、さらに26週移動平均線も上向きに転じた。強基調を確認した形であり、上値を試す展開だろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)