北方領土「首脳同士でしか解決できない」―民進・江田憲司氏

2016年10月6日 20:53

 民進党の江田憲司代表代行は5日の記者会見で、北方領土問題に、解決できるのは両国首脳のみと年末の安倍晋三総理とプーチン大統領との首脳会談の重要性を語り、期待も示した。

 江田代表代行は「北方領土問題の解決は、戦後残された最大の政治課題の1つだと認識している」とした。

 そのうえで「この問題は首脳同士でしか解決できない」とした。江田代表代行は「そういう意味でプーチン大統領が年末に来日されるということ自体は期待をしている」とし「あくまでも北方四島(歯舞・色丹・国後・択捉)は日本固有の領土であり、帰属は日本にあるということを明確にしたうえでの平和条約の締結でないと全く国民の期待に応えるものではない」と語った。

 江田代表代行は「ゆめゆめこうした問題を政権浮揚といった思惑でやるのではなく、戦後永々と築き上げられてきた様々な経緯、国民の声にしっかり応えられる解決ができるのであれば年末の首脳会談で結果を出していただきたい」と、ロシア幹部が四島はロシアに帰属すると発言していることも踏まえ「国民の声にしっかり応えられる解決を」求めた。(編集担当:森高龍二)

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